8月20日(水)、桑名市の深谷教育集会所で、小学1年生から6年生までを対象とした理科の出前講座を行いました。本講座は「昆虫の体のつくりと育ち方 ~モンシロチョウが蛹や成虫にならないことがある理由について~」という内容で行いました。今回は学部4年生5名、3年生2名の計7名が参加し、なかでも3年生の2名は初めてのレクチャーラーを務めました。
まず、昆虫の体のつくりについてや、研究室で飼育しているアワヨトウとシロヘリクチブトカメムシの実物の昆虫を用いて、完全変態と不完全変態に分ける活動を行いました。また、アワヨトウが寄生バチに産卵される様子の観察後、解剖を行い、寄生バチは数秒間で何個の卵を産み付けたのかを計測しました。
本講座は複数の学年が混在した班構成にて行われ、学部生はそれぞれの児童に適した対応をすることの難しさを感じました。
後日、参加した児童から「完全変態と不完全変態の違いがわかった」「寄生バチは短い時間でたくさん産卵していてびっくりした」などの感想が寄せられ、学部生は参加者の率直な声に触れ、大きな刺激になりました。